離婚の慰謝料とは？

精神的苦痛に対して支払われるお金

離婚の慰謝料とは、パートナーの浮気・不倫（不貞行為）などにより被った精神的苦痛に対して支払われるお金のことです。
慰謝料請求の原因は不貞行為やDVなど様々ですが、それに応じて相場も変わってきます。
離婚の慰謝料の相場は次の通りです。

■離婚の慰謝料の相場

原因	相場
浮気・不倫（不貞行為）	100～500万円
悪意の遺棄	50～300万円
DV	50～500万円
突然離婚を求められた	0～100万円

※表は左右にスクロールして確認することができます。

金額はあくまで目安となりますが、一般的に100～300万円程度が相場だと言われています。

どんな時に慰謝料請求できる？

浮気・不倫（不貞行為）

離婚の慰謝料請求の原因として特に多いのが、パートナーの浮気・不倫（不貞行為）です。
不貞行為に加えて、それにより婚姻関係が破綻した場合には、慰謝料の請求金額は高くなる傾向にあります。

悪意の遺棄

悪意の遺棄とは、例えばサラリーマンの夫が専業主婦に対して生活費を渡さなくなったり、突然家を出て音信不通になったりすることを言います。
こうした悪意の遺棄が行われた場合でも、慰謝料を請求することが出来ます。

DV

パートナーから継続的にひどい暴力を振るわれるなどのDVがある場合、それを理由に慰謝料を請求することが出来ます。

慰謝料の請求はいつまで？

離婚後3年以内なら請求可能

慰謝料の請求は離婚後3年以内まで行えます。
そのため、浮気・不倫（不貞行為）に対して慰謝料を請求したい場合には、とりあえず先に離婚を成立させておき、離婚後、元パートナーや不貞相手に慰謝料を請求するということも可能です。

重要になるのが不倫やDVの証拠

浮気・不倫（不貞行為）やDVを理由に慰謝料を請求したい場合、重要となるのがそれを立証させるための“証拠”です。
どんな証拠を、どうやって集めればいいのかわからないかと思いますので、専門家である弁護士へお任せいただくことをおすすめします。