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むちうちの正しい治療について(交通事故)

2018.03.19

むちうちの正しい治療について

 交通事故でむちうちと診断された場合、どのような治療をするのが良いのでしょうか?
 治療方法を間違うと痛みや痺れが長期間継続するうえ、後遺障害の等級も認められないということになりかねませんので注意して下さい。

交通事故直後の治療について

 交通事故から2週間〜1か月程度は、カラーの装用、パップ剤による湿布処置、消炎鎮痛剤等の投薬などで様子をみながら安静ににしておくのが最善の治療法です。
 このような治療は、通常どの病院も行っていることから、交通事故直後から治療方法は誤るというのは考えにくいように思います。

 交通事故直後の治療で多い誤りの一つとしては、大した怪我ではないと思い交通事故から何日も病院に行かなかったが、何日かして痛いので病院に行くことがあげられます。
 交通事故から長期間経過してから病院を受診すると交通事故と怪我との因果関係を否定されることになりかねません。
 交通事故に遭った場合は必ず交通事故当日か遅くと交通事故の翌日には病院を受診するようにして下さい。

交通事故から1か月経過後の治療について

 痛みが続いているからといって、ずっと安静にしておけば良いというものはありません。
 急性期の状態を脱した後は積極的な治療を行った方が早期に痛みが改善する場合も少なくありません。
 したがって、理学療法士若しくは柔道整復師によるリハビリを行う必要があります。

 この時点で治療方法を誤る方がもっとも多い印象を受けます。
 交通事故直後は比較的大きな病院に運ばれることが多い反面、大きな病院にはリハビリ施設がないことが多いことがその原因であるように思います。
 医師に任せに治療を進めていたところ、リハビリがなされないまま時間だけが経過してしまっている被害者を多く見受けます。
 そもそもリハビリ施設がない病院でリハビリを受けようと考えること自体が間違っているのですが…
 交通事故の被害者から、痛みが残っているにもかかわらず交通事故から2ヶ月・3ヶ月経過しても医師が湿布と痛み止めしか出してくれなかったという不満をよく耳にしますので注意して下さい。
では、どうすれば良い?

 交通事故から1か月が近づいてきたにもかかわらず痛みや痺れが残っている場合には、その後の治療をどうするかを考える必要があります。
 もし自分が通院している病院にリハビリ施設がない場合は早期の転院をお勧めします。
 交通事故後3か月もすれば保険会社は転院すら認めてくれなくなることが多いからです。

 特に、救急病院や大きな総合病院を受診した方は、上記のようなトラブルに巻き込まれ可能性が高いことから注意して下さい。
どのような病院に転院すれば良い?

 まず、理学療法士がいる整形外科への転院を一番に考えて下さい。
 整形外科も様々で理学療法士がいない整形外科も少なくありません。
 あまりに小さな整形外科に通院すると、理学療法士はおらず、牽引と電気を当てるだけで積極的なリハビリがなされないということも少なくありません。
 湿布だけで様子を見るよりはマシですが、これはこれで問題です。

 実際、理学療法士がいる整形外科を見つけるのは困難かもしれません。
 その場合、整骨院に通院することも検討してください。
 整骨院は通常積極的な施術を行ってくれますので、むちうちの治療に適しています。
 もっとも、整骨院への通院には医師の許可が必要ですので、整骨院への通院をお考えの方は、必ず医師に相談してからにして下さい。

その他の注意点

 転院後は、週に3日程度は通院するように心がけてください。
 週に3日程度通院していれば治療効果も上がりますし、万が一痛みや痺れが残存した場合にも後遺障害の等級認定上不利になることはないと思います。
 また、治療期間に応じた慰謝料も手にすることができます。

 交通事故以外の治療の場合は、病院に不満があれば別の病院に行けば良く、また、治るまで治療すれば良いのですが、交通事故の場合は、簡単には転院を許して貰えませんし、治療期間に制限もあります。
 したがって、治療方法を間違うと取り返しがつきません。

大阪で交通事故専門の弁護士をお探しの方へ

 大阪鶴見法律事務所では、交通事故後早期の相談をお勧めしております。
 その理由は、交通事故の被害者は事故直後から様々な不安を抱くのが通常であることから、交通事故直後から交通事故の被害者をサポートする必要があると考えているためです。
 また、軽微なむち打ちであっても、人によっては症状が改善せずに後遺障害の等級申請を行う必要が出てくる場合がありますので、できる限り交通事故の被害者のことを親身に考えて下さる医師のもとで安心して治療を行って頂きたいと考えているからです。

 大阪鶴見法律事務所では、理学療法士による治療を行っている整形外科の紹介を行っておりますので、大阪市鶴見区、城東区、旭区、門真市、守口市、大東市、東大阪市など大阪周辺で交通事故に遭われ、弁護士・整形外科医院をお探しの方は、交通事故後早期に大阪鶴見法律事務所にご相談ください。

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交通事故_医者_弁護士

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