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肩腱板の損傷の後遺障害(後遺症)について(交通事故)

2020.04.16

交通事故の腱板損傷の後遺障害(後遺症)について

交通事故で腱板損傷と診断されたにもかかわらず、 適切な後遺障害が認定されていない方が多い印象を受けます。
適切な後遺障害の認定を受けるためには、適切な検査が必要不可欠です。

交通事故で腱板損傷と診断された場合に、どのようにすれば良いかについて説明していきます。

次のような方は、腱板損傷の可能性がありますので、注意してください。
自転車やバイクで転倒した際に肩を打ち、肩が上がらない、肩の痛みが治まらない。
自転車等で転倒した際に鎖骨を骨折した。
追突された際、ハンドルを持っていた手で体を支えたため、交通事故後に肩が痛い。

肩腱板損傷に関する後遺障害等級

可動域制限の場合

肩関節が可動しない場合の後遺障害等級として8級10号という等級が存在しますが、腱板損傷が原因で、肩が可動しなくなることは考え難いように思います。
肩関節が稼働しない場合には、腱板断裂など他の原因を疑って下さい。

可動域が、健康な側の肩と比較して2分の1以下に制限された場合→10級10号
可動域が、健康な側の肩と比較して4分の3以下に制限された場合→ 12級10号

痛みや痺れが残った場合

痛みや痺れの原因が医学的に証明できる場合→ 12級13号
痛みや痺れの原因が医学的に説明できる場合→14級9号

適切な等級認定を受けるポイント

腱板損傷と診断されていない場合、腱板損傷を原因とする後遺障害が認定されないのは言うまでもありません。
最低限、腱板損傷と診断されることが必要です。

もっとも、腱板損傷と診断されただけで、適切な後遺障害が認定されるという訳ではありません。

腱板損傷と診断され、肩が上がらなくなったのだから、後遺障害が認定されるだろうと安易に考えるのは間違いです。

最低限MRIは撮影すること

最低限、MRIの撮影を実施して下さい。
通常のレントゲン撮影やCT撮影では、腱板損傷の有無や程度を確認することはできません。
必ずMRIの撮影を行ってください。

交通事故後早期にMRI撮影を行うこと

MRIの撮影を行う時期も重要なポイントとなります。

腱板損傷は、交通事故以外の原因で生じることも少なくないことから、腱板損傷が疑われる場合には、交通事故後、早急にMRIの撮影を行って下さい。
撮影が遅れれば、MRIの画像上腱板損傷が確認できたとしても、腱板損傷が交通事故によって生じたものと断定することが困難になります。

腱板を損傷した直後にMRIを撮影した画像には、損傷によって生じた出血等が輝度の変化(画像の変化)として表れることが大半です。

出血等による輝度の変化が映っていれば、MRIを撮影した直前に腱板損傷が生じたことを証明する根拠となります。

腱板損傷が交通事故によって生じたことを証明するために、交通事故後早期にMRIを撮影することをお勧めします。

造影剤撮影の実施を検討する

通常、レントゲン撮影等は、何らの条件も加えることなく撮影されます。
これを単純撮影といいます。

レントゲン等の撮影には、造影剤を注入したうえで撮影する撮影方法があります。
造影剤を注入することにより、注入された造影剤が鮮明に映り、その結果、単純撮影以上に正確な診断が可能となります。

腱板損傷した部分に造影剤を注入した場合、注入された造影剤は、腱板の損傷した部分から漏れ出てきます。
逆に、腱板損傷していない場合には、損傷部位がないことから、腱板から漏れ出ることはありません。

造影剤を注入して撮影することにより、
腱板から造影剤が漏れ出ていることで腱板が損傷していること
漏れ出ている量によって腱板損傷の程度
を明確にすることが出来ます。

造影剤撮影のデメリットは?

・造影剤撮影を実施してくれる病院を探すのが困難(患者に負担をかけることから医師は実施を嫌がる傾向にあります。)
・造影剤の注入に痛みを伴うこと
・造影剤が漏れ出る際に、腱板の修復を妨げるおそれがあること(これも医師が実施を嫌がる理由の一つです。)
・損傷から時間が経過していた場合、十分な成果を得られない可能性があること
などでしょうか。

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